上唇小帯切除
上唇小帯(じょうしんしょうたい)というスジが上の前歯に入り込み、上の前歯がすきっ歯になっているケースがあります。
保険でスジを除去することで、上の前歯の隙間が閉じることがあります。(すきっ歯になっている原因がほかにない場合)
スジを除去した後、早い場合は半年後、遅くても上の前から3番目の歯が萌出するころには、上の前歯の隙間は閉じます。
麻酔を行って処置を行いますので痛みはありません。
術後は数日間、口内炎ができた時のような違和感が出る方がいます。
術後2日後から、朝晩60回頬を膨らます運動をしてもらい、再びスジが歯の間に入り込むのを防ぐ必要があります。患者さんの協力が必要です。
経過写真
術前(9歳0ヶ月)
術後当日(9歳0ヶ月)
レーザーで上唇小帯切除
1日60回唇をふくらませるよう指導
術後12日(9歳1ヶ月)
(10歳4ヶ月)
歯の交換をガム訓練しながら経過観察
治療内容
治療費 | 保険適用 |
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治療期間 | 1回 |
補足事項 | このケースは、上唇小帯切除後すぐに前歯の隙間は閉じませんでしたが、前から3番目の歯が萌出する前に矯正装置をすることなく前歯の隙間が閉じています。 |
症例紹介
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