村上歯科医院

JR神戸線 曽根駅 徒歩8分 駐車場4台 駐輪場あり 男性・女性の医師が在籍

症例紹介【顎顔面矯正】|高砂市春日野町 村上歯科医院|歯周病、予防歯科、小児歯科|歯科医院 歯医者

村上歯科医院

お問い合わせ アクセス ご予約

症例紹介【顎顔面矯正】

顎顔面矯正 症例3

経過写真(口腔内)

初診時

初診時
初診時
初診時

1個目急速拡大装置(12.0㎜拡大)後

1個目急速拡大装置(12.0㎜拡大)後
1個目急速拡大装置(12.0㎜拡大)後
1個目急速拡大装置(12.0㎜拡大)後

2~4回急速拡大後+部分的ワイヤー12ヶ月後

2~4回急速拡大後+部分的ワイヤー12ヶ月後
2~4回急速拡大後+部分的ワイヤー12ヶ月後
2~4回急速拡大後+部分的ワイヤー12ヶ月後

下あごの成長を調整する装置(口腔外装置)治療開始時

下あごの成長を調整する装置(口腔外装置)治療開始時
下あごの成長を調整する装置(口腔外装置)治療開始時
下あごの成長を調整する装置(口腔外装置)治療開始時

下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)治療開始時

下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)治療開始時
下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)治療開始時
下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)治療開始時

下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)終了時

下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)終了時
下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)終了時
下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)終了時
経過写真(横顔のレントゲン)

初診時
①初診時:上あごの成長不足が原因で、受け口になっています。気道が狭く口呼吸をしています。

4回目上あご急速拡大+部分的ワイヤー終了時
②4回目上あご急速拡大+部分的ワイヤー終了時:上あごが頭に対して前下方に成長し、受け口改善を認めます。

下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)終了時
③下あごの成長を調整する装置(口腔内装置)終了時

①、②、③の治療による骨格の変化を、重ね合わせ

重ね合わせとは、上の①②③の横顔のレントゲン写真を安定した場所で重ね合わせ、骨格の変化を可視化したものです。

①黒:初診時
②赤:治療途中
③青:治療終了時

T-W法(頭蓋に対する上あごと下あごの変化)
上あごを拡大して、前に牽引することで、頭に対して上あごが前下方に成長しています。

T-W法

maxillary plane at PNS(上あごの変化)
上あごの前後の長さも増加し、永久歯が生えるスペースは確保できました。

maxillary plane at PNS

mandibular plane at Me
下あごの成長する方向をコントロールしました。下あごが成長しても受け口になっていません。但し、下あごの成長量は治療でコントロールできません。

mandibular plane at Me

経過写真(パノラマレントゲン)

初診時
初診時

治療終了時
治療終了時:
下あごの親知らずは、治療期間中に歯胚摘出(しはいてきしゅつ)を行い、摘出しています。

治療内容
トータル治療費 440,000円(平成27年当時の価格)
上記とは別に

月管理費(3,240円)×50回分

月管理料(3300円)×25回分
224,500円
治療期間 8年4ヶ月(7歳0ヶ月~15歳4ヶ月)
(現在も下あご成長終了時期を見極めるため通院中:R6.4月現在)

→元々受け口のお子様の場合:下あごの成長は男の子で15歳頃、女の子で12歳頃ピークを迎えますので、ピークを越えて成長終了するまで治療を継続することがあります。よって、受け口の治療は治療期間が長くなる傾向があります。

上あご拡大装置装着期間 24ヶ月:歯の痛みは生じることが少ないです。
下あごの装置装着期間 40ヶ月:装置を装着し、初めの2~3日歯が痛む方がいます。歯を並べる以外に、歯の萌出スペースを確保するために保定装置としても利用するため装着期間が長いです。
部分的ワイヤー装着期間 13ヶ月:歯を動かすため、初めの1週間ほど歯が痛むことがあります。
下あごの成長を調整する装置装着期間(口腔外装置、口腔内装置を含む) 28ヶ月:下あごの成長終了時期を見極めながら、口腔内に口腔ケア以外の時間にゴムを装着してもらいます。下あごの成長終了がきたら装置を撤去出来ます。外からは見えにくい装置です。痛みはありません。
補足事項

初診時から、将来、外科手術(全身麻酔下による骨切り術)が必要な重度の受け口でしたが、顎顔面矯正を早期に始めた事と本人の努力により、回避できました。

永久歯は1本も抜歯しておりません。これ以上の歯並びを審美的に良くする場合は、ワイヤー矯正(抜歯の必要性も再度検討)に移行することがありますが、この方は、希望がないため治療を終了しています。

まだ下あごの成長終了を確認できていないため、今は経過観察中です。この方のように、受け口の治療は下あごの成長終了まで経過をみるため、治療期間は長いです。

1個目急速拡大装置装着時の写真で、上の歯の外側にフックがみられるのは、就寝時に上あごを前に引っ張るファイシャルマスクをするためです。日中は使用しません。

治療が進むにつれ、上あごの天井(口蓋:こうがい)が広く浅くなっています。舌が収まる舌房も広くなります。舌を上あごの天井に挙上しやすくなるため、舌や口唇の筋肉によって歯並びを維持します。

口腔周囲筋の機能や鼻呼吸機能の獲得、舌のポジッション改善により、歯の後戻りはほとんどなく、あごの後戻りはありません。

部分的なワイヤー矯正をしましたが、保定装置は患者さんと相談し、装着していません。そのため、上の前歯にやや隙間は残っています。

症例紹介

その他の症例はこちらのページをご覧ください。

pagetop