料理の時のママのそのひと手間が、お子さんの歯並びを悪くしている可能性があることをご存知ですか?
私は16年目の歯科医師で、お子さんの矯正治療を16年熱心に向き合ってきました。
歯科医師の先生方に矯正治療を教える立場でもあります。
そんな私が子育てを始めたことで、0歳から5歳までにご家庭で出来る日常の工夫が、あごを育てることに繋がることを知り、矯正いらずのお子さんを増やすべく、お口育て・歯並び育児®をオンラインや診療で、お伝えしています。
今日からできる料理のひと工夫を、最後までお読みいただき、実践してみてくださいね。
愛情からこんな手間をかけていませんか?
お子さんが「たべやすいように」「のどに詰まらせないように」と、料理を何でも一口サイズに切っていませんか?
私の患者さんでも、幼児の時から一口サイズに切り、中学生になっても尚、ハサミで切って食べさせているママが過去にいらっしゃいました。
お子さんも「切って」と言うそうです。
この手間、実はお子さんの「前歯でかじり取る」経験を奪い、歯並びが育ちにくい環境に作っています。
食べることは、産まれたら誰でもできる訳ではなく、食べる経験をして、学習して学んで習得していくものなのです。
一口サイズの切って食べると、一口量の経験できず、一口量の調整を学べませんので、一口量が多くなって丸呑み習慣がついたり、窒息のリスクもかえって上がってしまいます。
前歯でのかじり取りが上あごを育てる
さらに、上唇で食べものをとらえて、前歯でかみ切る経験が少ないと、上あごが小さいままになってしまいます。
実は、上あごは0歳から5歳までに、80%の成長が完了するのです。
この図の赤線が、上あごの成長を示しています。
0歳から5歳が上あごが成長する大事な時期であることを、お分かりいただけるのではないでしょうか。

奥歯が生えてきて歯が咬みあったら、リンゴでも、キュウリでも大きめにカットしたものを渡して、かじり取る経験をさせてあげてください。
生野菜をかじることも、是非取り入れてみてください。
香りも楽しみながら、嗅覚などの5感を刺激するのもベターです。
手間も省けるうえに、あごが育ちます!
窒息の不安はどうすれば・・・
のどに詰まらせないようにと手間をかけておられるママさんだからこそ、窒息の心配をするのも無理ありません。
窒息は、かじり取らない、上唇を使って食べない、噛む回数が少ないまま丸呑みするお子さんに、起こりやすいと考えています。
ですから、かじり取る練習をすること、奥歯で咬む経験をさせることが、長い目で見ると窒息予防になります。
将来を考えて、これからかじり取りを練習する時は、ママが見守ってあげられる今、目を離さないように挑戦してほしいのです。
そのまま一口サイズに切ることを続けていると、小学生になってママが見守れない環境で食べる時に、窒息のリスクが上がります。
見守れる間に、かじり取り、良く噛む習慣をつけてあげることが、将来へのお子さんへのプレゼントになりますから。応援しています。
最後に
料理の時は、ひと手間かけない!具材は大きめ!今日から実践されてみてください。
「大きな一口で食べ丸呑みするのではなく、かじり取り、どろどろになるまで奥歯で咬む」ことを心がけてくださいね。
手間をかけすぎると人は育たないと言いますが、歯並びを育てるのも同じかもしれません。
お子さんのあごの成長を引き出し、矯正いらずの歯並び育児にご興味のある方はinstagram@dr.chihiro.hanarabiをフォローして、DMにて「個別相談」とお送りください。
村上歯科医院の外来でも保険診療でサポートしておりますので、ご予約の上お越しくださいませ。
村上歯科医院副院長 藤原千尋
