おはようございます。
離乳食のエプロン、とってもかわいくて、おしゃれで、見た目を重視して購入したくなりますよね。
私も離乳食エプロンを、ファッションの一部のように楽しく選んでいたママの一人です。
私の出産子育てはコロナ禍でのスタートで、情報をキャッチできず、「早く知りたかった」と思った経験が沢山あります。
その中の一つが、離乳食エプロンの選び方です。
自信ををもってエプロン選びができるように、最後までお読みいただけると嬉しいです。
離乳食エプロンの目的
離乳食エプロンは、離乳食の時に、できるだけ服が汚れないように、できるだけ床が汚れないように、食べこぼしを受け止められるように作られたものです。
昔の「よだれかけ」や「前掛け」が進化して、シリコン製やポケット付き、襟付きの離乳食エプロンへと発展してきました。
ですが、一緒に立ち止まって考えてみませんか?本当に、その離乳食エプロンは本当に必要ですか?
離乳食エプロンは必要か
結論から言いますと、離乳食エプロンは必要ありません。
離乳食において、「子どもにとって食べやすいか」がとても大事な視点だからです。
離乳食は、食べる経験を積み重ねて、食べることを学習している最中のお子さんが食べる、初期のお食事です。
食べこぼすのは当然ですし、時には食べもので実験したり、遊び食べもします。
食べること自体を試行錯誤して学習途中のいるお子さんに対して、「離乳食エプロンによって、食事が邪魔されていないか」考えてみましょう。
【硬くて重いシリコン製のエプロンの場合】
重くて首に負担をかけていませんか?
両腕がしっかり動きますか?
首をしめすぎて、苦しくないですか?
脇は締まりますか?
食べる姿勢を邪魔していないですか?
硬くて重いシリコン製のエプロンは、日常使いには不向きだと考えています。
特に受け皿がついているエプロンは、肘を張る癖がつきやすく、お子さんが食べにくいので、できるだけお使いいただくのは避けて欲しいです。
もし使うなら、外出先の特別な日だけにしてみませんか?
では、布や紙エプロンでしたら、どうでしょう。
薄くて軽いので、食事の邪魔にはなりにくいです。
究極は、食事用のTシャツを決めて、エプロンなしでお食事することをおすすめしております。
脇も締め付けられず、子どもにとって食べやすいこと間違いなしです。
離乳食エプロンが歯並びに与える影響
硬くて重く、食事をしにくいエプロンを日常的に使っていると、次のような変化が起こってくる可能性があります。
・重くて首に負担がかかるので、前方頭位姿勢になり、お口ポカンが生じやすい体になります
・首をしめすぎて、苦しいので、咀嚼する習慣が身につきにくく、丸呑み傾向がでてきます
・脇は締まりにくいため、頭が安定せずに、正しい食事習慣、正しい飲み込みが学習しにくくなります
離乳食エプロンが、食べる姿勢を邪魔して、悪い習慣が長く続くと、前歯で咬めない(開咬)、凸凹の歯並び(叢生)、受け口(反対咬合)など、歯並びが悪くなる要因の一つになることもあるのです。
離乳食で大事にしたいポイント
離乳食のスタートも進み具合も、個人差があります。
月齢や周りのお子さんがしているからと焦る必要はありません。
目の前の我が子の状態をしっかり観察してあげて、お子さんに合わせて進めるようにしてあげてください。
そして、足の裏がしっかり床に接地できるように環境を作りましょう。
足裏接地しているかどうかで咬む力が、15%も差が出るという報告もあります。
おすすめのエプロン
紙エプロンや、布エプロンがおすすめですが、おしゃれにこだわりたいママには、Tiny Twincleイージービブをご紹介しています。
軽くて柔らかい素材のエプロンがあれば、是非教えてくださいませ。
最後に
シリコンエプロンを使ったから歯並びが悪くなる、エプロンをしなかったから歯並びが良くなる、と言った単純なお話ではありません。
食事や睡眠、呼吸や遊びまでお子さんをみて、今の歯並びになっている原因を紐解くようにしています。
我が子で心配なことがありましたら、いつでもご相談ください。
診察でも、オンラインでも、お待ちしております。
村上歯科医院 副院長 藤原千尋
