お子さんがうつ伏せ寝で寝ていることが、当たり前になってませんか?
うつぶせ寝は、実は体からのSOSサインです。
「え!うちの子、うつぶせ寝が多いんですけど。」とドキッとした親御さんは、最後まで読んでみてください。
私は4歳児を育てるママ歯科医師で、実家の村上歯科医院で顎顔面矯正治療を熱心に取り組んでいます。
歯科医師として16年小児の矯正治療を行い、実際に子育てをしながら歯並び育児®を学び、患者さんにも惜しみなくお口育てをお伝えしている私だからこそ、お伝え出来ることがあります。
親御さんの不安が少しでも軽くなりますよう、今日はブログを綴っていきますね。
うつぶせ寝と歯並びの関係
結論から言いますと、寝る姿勢は歯並びに影響します。
寝る姿勢は、歯並びに影響する要因の一つです。
睡眠中にうつ伏せになると、長時間同じ圧が加わるため、顔面・骨・歯への持続的な力が作用します。
特に、顔を布団へ押し付ける状態・うつ伏せ寝はいつも同じ側が下になっている・鼻呼吸しづらい状態が続く場合は、上あごの横方向の成長や左右差に影響することがあります。
具体的には、しゃくれた顔(受け口/下顎前突)、下あごがズレて顔がゆがむ(交叉咬合/顔面非対称)、出っ歯(上顎前突)、内側に倒れた歯(舌側傾斜・交叉咬合/叢生)が起こる可能性があるのです。
うつぶせ寝で考えるべきポイント
先にお伝えしたいのは、うつ伏せ寝をしているからと言って、お子さんを叱っても何の意味もありません。
そして、お子さんがうつ伏せ寝をしている時に、親御さんが仰向けにひっくり返すことを繰り返しても、親御さんが寝不足になるだけで無意味です。
大事な視点は、寝姿勢だけを、単独で改善しようとしないということ。
まず、お子さんの観察をしていきましょう。
親御さんに見て頂きたいのは、以下のポイントです。
・日中の姿勢
・呼吸(鼻炎や鼻閉、花粉症によって口呼吸になっていないか)
・いびき(睡眠時無呼吸との関連)
・舌の位置
・食事姿勢と噛めているのか
・足の状態
・姿勢(骨盤の安定)
・寝具の種類や高さ(首が過伸展していないか)
です。
ご家庭で出来ること
うつ伏せ寝は、いろんな要因で起きていますが、まず大事にしてい欲しいのは『呼吸の問題をまず改善させること』です。
鼻呼吸できる環境がないと、仰向けで寝ると呼吸が苦しく、空気の通り道(気道)を広げるために、うつ伏せ寝に自然となります。
うつ伏せ寝は、呼吸が苦しい体のSOSサインと言われる理由です。
風邪や花粉症であれば、耳鼻咽喉科での受診をおすすめします。
そして、舌の位置が悪い場合は、MFT(筋機能療法)という舌のトレーニングを取り入れて欲しいです。
その方法は歯科医院で指導をしてもらうと安心ですよ。
歯科医院に相談するタイミング
歯科医院を受診するタイミングは、気づいた今がおすすめです。
お口育てや姿勢、足を見てくれる歯科医院を探されてください。
お近くでしたら当院もご検討くださいませ。
では、歯科医院で何をするのでしょうか。
先ほどお伝えしたポイントを整理して、ご家庭で取り組めることをお話しします。
・日中の姿勢→どこの筋肉が緊張しているか・どこに力が入らないかをみて、アプローチ法をお伝えします。
・呼吸(鼻炎や鼻閉、花粉症によって口呼吸になっていないか)→鼻で呼吸する練習をお伝えします。
・いびき(睡眠時無呼吸との関連)→喉を開く練習をしたり、気道を広げる矯正治療をおすすめする場合がございます。
・舌の位置→MFTをお伝えします。
・食事姿勢と噛めているのか→おすすめの食事姿勢をお伝えするとともに、習慣にどう落とし込むか一緒に悩み考えます。
・足の状態→靴や靴下、足指や足首を観察させていただき、ご提案したします。
・姿勢(骨盤の安定)→骨盤の傾きもチェックします。
・寝具の種類や高さ(首が過伸展していないか)→枕の使用や枕の高さ、寝室の温度や湿度まで必要あればお伝えします。
そして、当院では顎顔面矯正治療という上あごの治療を行うことによって、気道を広げて、鼻呼吸できる環境をつくる治療を行っています。
上あごの成長不足や鼻閉や無呼吸に対して、急速拡大装置(きゅうそくかくだいそうち)という装置が有効で、この装置を使った顎顔面矯正治療を16年間行っています。
鼻閉やいびきが耳鼻咽喉科に通院していてもすっきりしない、口呼吸が習慣になっているお子さんの力になれます。
お気軽のご相談くださいませ。
最後に
実は、うつ伏せ寝は、背中の緊張が強いお子さんも起こりやすいです。
寝る前、寝静まった後に、親御さんの手を、お子さんの背骨に沿って、優しく撫でてあげてください。
体の緊張が解けると、自分で仰向けに寝てくれるお子さんもいらっしゃいますし、親子のスキンシップで心が満たされること間違いありません。
お子さんも社会の中で日々頑張っているのですよね。
貴重なお子さんとの子育ての時期を、理由や対策が分からずに、イライラ、もやもやしてお過ごしされるのをできるだけ避けてほしいです。
イチ歯科医師ですが、親御さんの心が軽くなるように支援したく、今後も発信していきます。
村上歯科医院 副院長 藤原千尋
兵庫県高砂市春日野町4‐26
079-447-6488
