補完食という考え方を知っていますか?
母乳やミルクを辞めるために、離乳食を早く始めないと!と焦る親御さんに、知って頂きたい考え方です。
離乳食は親子で取り組むものなので、親御さんの思いだけではどうにもなりません。
私は16年目の歯科医師で、赤ちゃん歯科や親子向けイベントを行っています。
歯が生える前から歯医者さんに親しむことで、親御共に健やかに生活できるようにサポートしていきたい思いがあります。
この記事で、心が軽くなる方がいますように。
補完食(ほかんしょく)とは?
WHOやユニセフが重視している「離乳食は母乳やミルクで不足している栄養を補うための食事」という考え方です。
要するに、離乳食は母乳やミルクを辞めるためではなく、母乳やミルクを飲みながら、足りない栄養素を補う目的になります。
詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
https://japan-who.or.jp/news-releases/2310-23/ 公益社団法人日本WHO協会
補完食という言葉の大切さ
離乳食という言葉だけをみると、「早く母乳を卒業させなきゃ」「たくさん食べないとダメ!」と思ってしまう親御さんも少なくありません。
特に、周りのお友達と我が子を比べてしまい、たくさん食べさせることが目的になってしまう親御さんのお気持ちは、とても理解できます。
そんな時に、補完食という考え方を知っているだけで、焦りが安心感につながり、ママの心を救う救世主になってくれるのではないかと思います。
補完食という考え方では
・母乳やミルクを飲みながらで大丈夫
・食べる量は個人差がある
・栄養を少しづつ補えばいい
そんな意味を含む言葉なのです。
離乳食より、補完食という言葉を意識して、お子さんの食事と向き合いましょう。
意識したい栄養素
補完食で意識してほしい栄養素は、
・鉄
・亜鉛
・たんぱく質
・ビタミンD
・良質な脂質
です。
妊娠前、妊娠中にママが貧血傾向だった場合は、お子さんも鉄が不足しやすい傾向があります。
補完食には、豆腐・納豆・魚・赤身肉・少量のレバーなど、鉄を意識して取り入れられるといいですね。
お口育ての視点から
補完食は、もちろん栄養だけではありません。
赤ちゃんが手づかみ食べをする、自分で食べものをつかむ、噛む、しっかり舌を動かす等、経験を積むことで、お口の機能を発達させ、あごの成長を促します。
どれだけ食べたかよりも、どんな経験を積ねたかを見てあげて欲しいです。
詳しくは、以前にブログに書いておりますので、こちらをご参照くださいね。
https://murakami-dc.biz/2026/04/10/2120/離乳食と歯並び~村上歯科医院ブログ
親御さんへのメッセージ
離乳食を始める時期も、食べる量も、どれも焦る必要はありません。
周りの月齢の近いお子さんと比べるのではなく、迷ったときは歯科医師をはじめプロを頼ってください。
離乳食が補完食だと知った瞬間、心が軽くなる親御さんもいらっしゃいます。
知らないことを知るだけで、世界が広がり、視野が広がります。
子育てしていると、孤独を感じるときは、村上歯科医院の健康教室イベントにいらしてください。
親御さんが知識を持ち、情報に惑わされずに、選べる力をつけていけるように、サポートします。

村上歯科医院 副院長 藤原千尋
