お子さんのいびき、最近頻度が増えている!とお悩みのママさん。心配ですよね。
私もあなたと同じように、我が子のいびきに悩んでいました。
ある日は寝息、またある日は大きないびき、音が聞こえるたびに、頭を悩ませていませんか?
いびきはあなたの育て方が悪いからではありません。
私は16年目の歯科医師です。
15年間、5歳から12歳の小児矯正治療(顎顔面矯正)に従事してきた経験から、空気の通り道(気道)が狭いお子さんに関わってきました。
空気の通り道(気道)が狭いお子さんの多くに、上あごの成長不足があります。
今日はお口といびきについてお話ししていきます。
最後までお読みいただきましたら、いびきへの向き合い方が変わること間違いありません。
いびきと上あごの成長不足
いびきは、空気の通り道が物理的に狭い、もしくは、気道粘膜が腫れて一時的に狭くなっている中で、狭い空間を空気が行き来することで粘膜が震えて、音が鳴っている状態です。
扁桃腺やアデノイド肥大があると、いびきが助長されます。
また、上あごの成長不足のお子さんは全体の8割に上ると言われております。
上あごが小さいと、上あごの上にある鼻腔容積は狭くなります。
上あごは頭に対して前下方に成長するのですが、上あごの成長不足のお子さんは、上あごの前への成長が少なく、上あごの後方に存在する空気の通り道(気道)が狭いです。
上あごの狭い=鼻腔狭い=気道が狭い
こんなイメージを持っていただけたと思います。
いびきへの向き合い方
そして、いびきはお口が開いているお子さんに多く見られます。
唇を閉じる力不足なんですよね。
そして、上あごの成長不足があるお子さんはお口の容積が狭く、舌が納まりきらずに、舌根沈下(低位舌)している場合も多くあります。
舌の力も弱い可能性があります。
そこで、以下の3つの対策を考えていきましょう。
①上唇に対して
唇の力をつける遊びをしていきましょう。
風船膨らまし、頬膨らまし、吹き戻し、ふきゴマがおすすめです。
別の視点で見ると、唇の緊張が強くてお口がポカンと開いてしまうお子さんもいらっしゃいますので、場合によっては上唇のお口マッサージをして、ママの手で、お子さんの上唇を下に伸ばすようにしてください。
②舌に対して
いびきをかいている時は舌が下に下がり、低位舌になっています。

低位舌に対しては、MFT(筋機能療法)が効果的です。
まず、舌を上あごにペタッと引っ付ける感覚を覚えるために、舌鳴らし(ポッピング)から始めましょう。
その次に、ストロー体操をしてください。
舌を上あごにつけ、舌の下にストローを入れて奥歯で優しく噛み、舌がストローに下から支えられて、上あごに引っ付く感覚を体感することが目標です。
③上あごの成長不足に対して
上あごの成長不足が認められる場合は、急速拡大装置を用いて上あごの大きさを正常に戻す歯並び治療を行いながら、同時にいびきに対して根本的なアプローチをしています。
一石二鳥の装置です。
急速拡大装置は、低年齢であれば痛みはありませんので、早ければ5歳から始められます。
ご興味のある方は、当院までご相談くださいませ。

最後に
ご家庭で、ママの手で、出来ることがあることを知って頂けたのではないでしょうか。
遊びながら、ママと一緒に真似しながら、楽しくお口の機能をのばしていけるといいですね。
さあ、今すぐ始めましょう!!!
村上歯科医院副院長 藤原千尋
