『哺乳瓶の後は、ストローマグ!』
それが当たり前だと、思っていませんか?
世の中のパパさん、ママさん、広告に踊らされないでくださいませ。
私は15年間、小児矯正を行ってきた、4歳児を子育て中の歯科医師です。
どうぞ最後までご覧ください。
ストローマグと歯並びついて
結論から言いますと、ストローマグは歯並びを悪くする可能性があります。
実は、小さいお子さんがストローで飲み始める時、大人と同じようなストローの咥え方をしていません。
低月齢からストローを使うと、舌の奥までストローを咥えこんで、間違った舌の使い方で飲み込むことになります。
大人のように、唇でストローを挟んで咥える繊細な動きが、まだ経験不足で出来ないからです。

外出時の水分補給としてストローマグを使うことは、誰でもあると思いますが、
ストローマグのストローを口の奥まで入れて、舌をストローに押し当てて飲むと、唇を使う体験をできず、舌を前後に動かす動きが出てきていまうのです。
この動き継続的に習慣化すると、舌が前歯を前に押し、出っ歯(上顎前突)や前歯が噛めない開咬(かいこう)といった、悪い歯並びを作ってしまうこともあるのです。
もしお家にストローがあれば、パパさん、ママさんも是非、低月齢のお子さんみたいに舌の奥までストローを咥えて、飲んでみてください。
いつもと違う舌の使い方になり、凄く飲みずらいのが分かります。
正しい飲み込み方を学習している最中のお子さんに、間違った飲み込み方を習得する負の学習をしかねないことが、分かって頂けるのではないでしょうか。
ストローマグは必要なものか
使わなくても大丈夫です。
頂き物で使いたい場合や、買ってしまってもったいないと思う場合は、外出時の水分補給の際に、たまに使うくらいなら影響が少ないです。
哺乳瓶の後はストローマグ!?
そんな広告を見かけますが、必ずしもストローを経験する必要はありません。
ストローマグではなく・・・
コップのみをチャレンジしてください。
コップ飲みは、上唇で一口量を調整したり、上唇に触れることで、体が飲み込む準備をします。
口を閉じて正しい飲み込み方を経験ができるのは、実はコップ飲みなんです。
こぼれてもいい場所で、小さなコップを自分で持たせて飲ませてみることからやってみられてください。
初めは難しくて、こぼれます。
なかなかうまくいかない場合は、小さいコップにしたり、スプーン飲みから唇を使って飲む練習をされてもいいですよ。
最後に
ストローマグが悪いというつもりではありませんが、なくても良いものです。
私は我が子の子育てにおいて、外出時に10回適度、頂いたストローマグを使いましたが、家においては中が見える透明のガラスで、重みのある取手のないコップを使わせていました。
哺乳瓶の次は、取手なしのコップを!これが新常識になることを願って発信させてもらいました。
どうして取手なしコップがいいのか、また次の機会にお話しいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
村上歯科医院副院長 藤原千尋
