村上歯科医院

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15年歯並び治療をしてきた歯科医師が、お口ぽかんと舌の関係を解説!|高砂市春日野町 村上歯科医院|歯周病、予防歯科、小児歯科|歯科医院 歯医者

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15年歯並び治療をしてきた歯科医師が、お口ぽかんと舌の関係を解説!

こんにちは。

このブログにたどり着いたあなたは、お口ぽかんで悩んでいるのではありませんか。

私は14年歯並び治療をしてきた歯科医師ですが、自身のお口ぽかんに悩み、今まさに自分の子どものお口ぽかんを改善しようと、日々奮闘しております。

 

お口ぽかんの方は、全国に180万人いると言われており、一般的にも「お口ぽかん」というワードが認知されるようになってきました。

お口ぽかんの詳しい内容は、以前の「お口ぽかんと歯並びの関係」を書いた私のブログを先にご参照ください。

https://murakami-dc.biz/2026/01/16/2018/

難しく考えず、一つ一つ原因を紐解くことが大事です。

原因は一つではなく、複合的なので、頭が混乱した時は、是非専門家である歯科医師にご相談ください。

 

今日は、お口ぽかんと舌の関係に焦点をしぼってご説明します。

お口ぽかんと舌の位置

お口がぽかんとなっている時、あなたの舌はどこにありますか?

上ですか、下ですか?

実は、お口ぽかんの時は、舌は必ず下にあります。

舌は安静時に上あごにピタッと引っ付いているのが通常ですので、舌が下にある状態は異常です。

この異常な舌の状態を低位舌(ていいぜつ)と言います。

 

お口ぽかんは呼吸をするための代償行為

お口ぽかんは、呼吸をしやすくするために、体が自然と行った代償行為です。

口(低位舌)と鼻があれば、人間は鼻呼吸ではなく、必ず楽して息できる口呼吸をしています。

しかし、口呼吸は、鼻呼吸に比べて、体への酸素の取り込む効率が悪いため、避けたいところ。

そして、口呼吸を継続していると歯並びが悪くなったり、顔が縦に長く成長しやすく、歯科医師として無視できません。

 

この口呼吸の代償行為を回避するために、私はこんな点に注目して診察しています。

①鼻は通っていますか

鼻が通らない限り、お口ぽかんは改善しません

②姿勢は悪くないですか

無駄な力が抜けて、正しい姿勢をとることができれば、頭の位置が変わり、お口ぽかんの卒業に近づきます

③全身に緊張や凝っている場所はないですか

前身は筋膜で繋がっているため、一部凝った場所があると、そちらの影響で離れた場所に力が入ります

④歯並びは悪くないですか

卵が先か、鶏が先かわかりませんが、歯並びが悪く、特に奥歯で咬んでも前歯が空いている状態(開咬)のお子さんや、受け口(反対咬合)、出っ歯(上顎前突)の方は、お口が開きやすくなります

⑤お口や舌の筋肉のバランスはとれていますか

唇を閉じる筋肉や、舌の筋肉の力が弱い場合は、お口ぽかんになりやすいです

 

これらを診察でみております。

お口ぽかんは自然と治るものではありませんので、気になる場合は、できるだけ早くに受診をすることをおすすめします。

お口がぽかんと開く癖がしつこくなる前に、1日10分の育児の工夫でできることがあります。

 

舌を鍛える前に呼吸をみる視点

歯医者さんに行くと、筋肉を鍛える体操をおすすめされるそうですが、先ほどもお話しした通り、まずは呼吸の問題に取り組む必要があります。

鼻呼吸できるようになるためには、色々な方法があります。

 

・鼻が通るように、鼻のツボを押す

・鼻の炎症を抑えるために、サイナスリンス(鼻うがい)を行う

・鼻水が出るときは、吸引器ですったり、サイナスミストを利用して鼻水を出しやすくする

・鼻呼吸する感覚を身に着けるために、口の上までお湯につかり、鼻呼吸を練習をする

・気道が狭く、鼻の一部である上あごが小さい場合は、上あごを広げる矯正治療を行う

・鼻アレルギー対策として食事を整える(発酵食品を食べ、乳製品や小麦の摂取を控えるなど)

 

それぞれの状況に合わせて、アドバイスするようにしています。

ご家庭で出来ることもありますので、早速取り組んでみてくださいね。

 

舌を鍛える・舌を緩める

鼻の通りに問題がない、鼻の通りがよくなってきたら、唇や舌を鍛えます。

・舌ならし(ポッピング)をすることで、舌を上げる感覚を身に着ける

・ガム訓練を行い、ガムを舌で丸くまとめた後、上あごにガムを押し広げる

こんな運動も効果的ですよ。

 

中には、舌が硬くて、動きが悪いお子さんもいらっしゃいます。

そんな方には、舌を柔らかくすることを優先します。

・口を開けて、舌をポカーンとあえて脱力する時間を作る

・親御さんがお子さんのお口の中を触り、マッサージする(舌もマッサージする)

舌の過度な緊張を取り除いてから、舌を鍛えた方が、急がば回れ!で効果がでることもあります。

 

唇を鍛える・唇を緩める

唇を閉じる力も見てみましょう。

歯科医院では唇を閉じる力を測定しています。数値で見ると理解しやすいですよね。

 

唇の力が弱い場合は、ボタンプル(ボタンに糸を通し、唇だけでボタンを挟み、糸を引っ張ってもらいボタンが取れないようにする)もおすすめです。

唇の力が強い場合は、唇の外からマッサージ、口の中からマッサージを伝授しています。

 

お口ぽかんと舌と姿勢の関係

お口ぽかんも、舌の正しい位置も、姿勢と切っても切り離せません。

姿勢が悪く、猫背になったり、頭が前に位置していたりすると、当然舌は下に下がります(低位舌)。

しかも、食事の際は舌を思い存分動かし、食べたり、飲み込んだりしています。

ですから、まず食事の姿勢を見直すことから始めてほしいのです。

 

ポイントはこの4つです。

・足の裏がついていますか

・椅子に90度で腰かけていますか

・机の高さは、肘が90度になる高さですか

・TVを消して、家族で楽しくお食事していますか

今はソファーでお食事されているご家庭もおられますが、ソファーは座面が柔らかく、90度で腰かけることは不可能なんですね。

お子さんのお口ぽかん卒業し、歯並びを育てたいなら、今日から椅子を変えましょう。

椅子がすぐに手に入らない場合は、床に正座をしてお食事するでも、十分です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ヒントになり、育児の中で取り組めることがありましたら幸いです。

ここにご紹介したことは、数日行っても効果は得られにくいです。

1日10分でもいいです!1日1つでもいいです!毎日積み重ね、1年、2年、3年と継続することでお子さんの変化に出会えるでしょう。

 

歯科医師による伴走が必要な方は、是非村上歯科医院でお待ちしております!

 

村上歯科医院副院長 藤原千尋

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