おはようございます。
兵庫県高砂市の歯医者、村上歯科医院 副院長の藤原千尋です。
今日は、歯周病という病気について、全身との関係をお話しします。
歯周病は、歯槽膿漏(しそうのうろう)と言われる病気と同じものです。
歯周病の始まりは、歯磨きで取り残した歯垢(歯垢)の中にいるバイ菌が、歯ぐきに侵入しようと攻撃することからです。
バイ菌の攻撃を抑えようと体が反応する時に、歯ぐきから出血・発赤・腫れが起こります。
出血をそのままにしておくと、バイ菌が歯周ポケットの中に潜り込み、歯の周りにある骨・歯ぐき・歯根膜が破壊されます。
歯周病が起こると、お口の中で常に炎症が続いているということなのです。
この時に、炎症によってでてくる毒性物質が歯ぐきの血管に入ると、全身に移動します。
心臓の病気と言えば、狭心症や心筋梗塞が有名ですよね。
歯周病が、狭心症や心筋梗塞の要因になることがあります。
歯周病菌の刺激によって、動脈硬化を誘導する物質が出て、血管の中で塊を作るからです。
この塊により、血管の通りが悪なったり、血管が詰まることで起こる、、、これが、狭心症や心筋梗塞なのです。

狭心症や心筋梗塞の前兆である動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足やストレス等の生活習慣が要因とされていますが、歯周病も要因の一つであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
歯医者さんで歯周病を予防すること
歯医者さんで歯周病を安定させること
は、健康に生活するためには不可欠な事なんですよ。
歯周病は虫歯のように削って詰めて終わり!そんな簡単な病気ではありません。
一度かかると、安定させるためには、定期的に歯医者さんとお付き合いする必要があります。
そう言えば、以前「歯周病」と言われて、歯医者さんはご無沙汰!
今お気づきの方は、早速歯医者へ行かれてください。
村上歯科医院でお待ちしております♪
村上歯科医院
📞079-447-6488までご予約下さい
参考:JASP日本歯周病臨床歯周病学会 https://www.jacp.net
