兵庫県高砂市の歯医者、村上歯科医院 副院長の藤原千尋です。
タイトルを見て、気になった方、いらっしゃいませ。
私は、矯正治療、小児歯科、訪問診療が得意な歯科医師です。
特に、あごが発育途中の4歳から10歳を対象に、あごを健康に育てて、鼻呼吸機能を獲得できる顎顔面矯正治療(予防矯正治療、1期治療)に力を入れています。
以前から、矯正治療、特に審美目的だけに偏ったマルチブラケット治療(ワイヤー矯正、2期治療)は、ほとんどのケーズで後戻りが生じることを、私は大変残念に感じています。
私自身が、マルチブラケット治療による歯の後戻りを経験しておりますので、残念さは自分で身をもって感じているのです。
どうして歯並びの後戻りが生じるのでしょうか?
中学生以降に矯正治療を行う場合は、あごの発育がほぼ完了しているため、歯並びを治すためには、今あるスペースの中で歯を並べるしかありません。
歯は本来、十分なスペースがあれば、自力で正しく並ぼうとする力があるのですが、歯が生えてしまった後に歯並びを整えようとすると、どうしても歯に無理な力をかけて、無理やり歯を並べるしか他ありません。
無理な力をかけて歯を並べると、歯の清掃がしやすくなり虫歯や歯周病のリスクを減らす・見た目に自信がつくなど、メリットも多いのですが、あごのベースの大きさは変わらないため、歯並びはきれいでも、あごの発育不足が必ず残ります。
あご、特に上あごは鼻の空間を構成する一部であるため、あごの発育不足がある方は、ほとんどのケースで、鼻の空間(鼻腔)や気道が狭く鼻呼吸できていない問題があります。
あごの発育不全が、鼻呼吸できない環境を作り、後戻りに密接に関係していると考えています。
口呼吸の何が歯並びにとって悪いの?
まず、歯は、外側は頬や唇、内側は舌という筋肉に挟まれて、並んでいます。
歯に対して外側からと内側からの力が、均等に加わっているからこそ、歯並びが安定します。
ですが、歯並びがキレイになっても、頬や唇や舌の使い方は基本的に変わりません。
もし、あなたの歯並びが、あごの発育不足と舌の変な癖や、お口が開いて閉まらないなどの習慣があって、出っ歯になっていた場合を想像してみてください。
出っ歯になった原因が、鼻呼吸できず、口呼吸をした結果、舌で歯を押すようになったからかもしれません。
舌が上あごに届かず、下がるために、口が開いたことが原因かもしれません。
口呼吸や口が開くと、舌が下がるため、歯に加わる内側からの力が下がります。
歯に対して外側からと内側から、均衡な力が加わっていないと、おのずと歯並びが崩れていくのが想像できるでしょう!
口呼吸は歯並びを崩す、重大な原因なのです。
歯並びをキレイにすることと同時に、頬や唇や舌の動きを正常な動きに修正することが、歯並びを維持するためには必須なのです。
そして、口を閉じて過ごすことも必要です。
正しい動きを覚えるのは、簡単な事ではありませんし、加齢的な筋肉の衰えも生じるため、半永久的な訓練の継続が必要です。
ここで大事なのが鼻呼吸です!
歯並びを安定させるには、口を閉じ、舌が上あごに押し当てられた状態を維持する必要がありますよね。
という事は、鼻で呼吸する習慣が身についていないと、
歯並びを維持することが難しいという事がお分かりいただけるのではないでしょうか。
以上の点から、
①あごの発育を促し、鼻呼吸しやすい環境をつくること
②口を閉じ、舌を上あごに押し当てることのできる骨格作りをすること
③後戻りをしにくいお口の環境をつくること
これらを村上歯科医院では、一生懸命取り組んでおります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さまのお役に立てますよう、これからもブログ更新していきます。
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