こんばんは。兵庫県高砂市の歯医者、村上歯科医院です。
当院では、子どもの矯正治療として顎顔面矯正治療(がくがんめんきょうせいちりょう)を行っております。
上あごと下あごに入れる装置は、主に固定式で患者さん自身で取り外しが出来ません。
そして、金属で作られた装置のため、CT撮影やMRI撮影をすることになった時は、撮影前に放射線技師さんに申告するようお願い致します。
まず、CT撮影は、主にX線を照射して画像を作成し、診断する資料として活用するものです。
CT撮影によって見たい場所が、頭部でなければ、矯正装置を外すことなく撮影することが可能です。
念のために、撮影する前に申告する方が親切でしょう。
そして、MRI撮影は、主に電磁波を利用して画像を作成し、診断する資料として活用されています。
MRI撮影時に、磁場が生じるため、金属がお口の中にあると、金属に熱が籠ってやけどをしたり、金属が磁石に引っ付くように体が飛んでいくこともありますので、大変危険なんですよ。
ですから、絶対に撮影前の申告が必要です。
矯正治療中はなかなか装置を外すことも大変です。
ですが、検査が必要な時は、撮影のスケジュールに合わせて装置を一時的に外したり、緊急性を要する場合は出向いて撤去ししますので、すみやかにご相談くださいませ。
親御さん、本人さんと話し合いながら、納得のいく治療を進めていくためにも、余裕をもってお知らせいただけますと助かります。
実際の患者さんで、MRIを撮りたいとご相談いただいたのは、今まで2回ほどあります。
明日は我が身、他人事ではなく、自分事のなることもありますので、お忘れなく!!!
副院長 藤原千尋