おはようございます!高砂市の歯医者、村上歯科医院です。
『子どもの上の前歯が2本永久歯になったのですが、すきっぱなのは何でなんですか』というご質問を頂きました。
年齢にもよるのですが、4つ原因が考えられます。
・過剰歯
・スジ(上唇小帯)
・成長過程
・舌の癖
上の前歯が生えてきた頃という事は、大体6歳~8歳ごろのお話です♪
➀過剰歯といわれる余分な歯が隠れている場合
レントゲンを撮れば、余分な歯の有無や摘出の必要性が分かります。
摘出の時期は、歯並びのことも考えて決めていきますので、お任せください。
当院で摘出する場合もあれば、口腔外科で依頼して摘出してもらうこともありますが、保険で治療できます。
②上唇小帯(スジ)が歯の間に入り込んでいる
スジは上唇をしっかり使い、上あごの成長に伴ってくると、伸びるお子さんもいますので、今は心配いりません。
上唇を引っ張り、歯の間に白い貧血帯ができる方は、これが原因の一つだと考えられます。
前から3番目の犬歯が、小学校5年生頃に生えてきますが、スジを取るなら、その歯が生える前までに取る方が良いでしょう。
こちらも保険診療で出来ます。
③成長過程
前歯の生え変わり時期で一時的に生じるすきっ歯です。醜いアヒルの子の時代とも言われます。
上あごの成長が順調な証拠です。
過剰歯もなく、スジも正常で、永久歯の歯の大きさが大きすぎないお子さんは、前から3番目の犬歯が生えるまでは、隙間がある方がいいのです。
他の原因を排除できれば、経過観察で問題ありませんよ。
④舌の変な癖
異常嚥下癖と言って、舌を前に出しながら飲み込む方は、前歯が舌により前に押されて、歯の間に隙間が出来ることがあります。
舌の訓練で、舌の正しい使い方を習得することは保険治療で出来ます。
上あごの成長不足などが伴う場合は、自費で矯正治療をお薦めする場合もあります。
ご自身で判断せず、歯医者さんでレントゲン撮影やお口や舌の動き、あごの成長具合を診てもらって、総合的に判断する必要があります。
気になる方は早めにご相談くださいね。
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