おはようございます!高砂市の歯医者、村上歯科医院です♪
外は曇っていますが、日曜日は気持ちが晴れやかですね。久しぶりに勉強会も何もない休日を過ごしている、副院長でございます。
今日、お仕事の方はご苦労様です。
よく「フロス(糸ようじ)を毎食後した方がいいのは理解しているが、実際どのくらいの頻度まで落としていいですか?」と聞かれます。
私もですが、皆さまも、平日は歯磨きはしても、フロスまで手が回らないというのが現実ではないでしょうか。順に説明していきましょう!
食後は歯磨きで汚れを落としますが、この汚れは単なる食べかすではなく、細菌と細菌が流されないようにスクラムを組んだスライムで構成された、バイオフィルムと言われるものが実態です。お風呂の排水溝やシンクのぬめりが、細菌の種類が違えど、このバイオフィルムです。ぬべぬべして取りにくいですが、まず、このバイオフィルムを歯磨きで落とすことが基本になります。
ただ、歯ブラシの毛先は、歯と歯の間には太すぎて通りません。歯ブラシで磨けないからこそ、歯と歯の間がむし歯になりやすい場所№1なのです。
そこで登場するのが、むし歯予防するためのフロスです♪実は歯と歯が接触している場所は、フロス以外では磨けない場所なのです!
フロスの種類は、フロアフロス®がバイオフィルムを根こそぎ取り除きやすく、おすすめですが、まずフロスを使う習慣作りが重要ですので、種類に拘らずに、使いやすさを優先しましょう。兎にも角にも、毎食後、フロスは基本的に必要です。
ただ、子育てや仕事が忙しく現実できない場合は、1日1回、もしくは曜日を決めて週2回行うことを、状況に合わせてアドバイスするようにしています。
フロスの頻度を決める要因としましては、歯並び、食生活、間食の頻度、ジュースを飲む頻度、唾液の量や性状が関連します。できれば、ご来院頂き、フロスを通し方や使用頻度を聞きに来てください。生活に合わせてサポートします!
フロスは通しているけど、むし歯が出来たよという方は、フロスの使い方が悪いか、頻度を増やしましょうね。
最後になりましたが、「どのくらいまで頻度を落としていいか」という問いに対して、明確な答えはありません。毎食後が理想であることに変わりありませんが、フロスの頻度は個々の状態に合わせて、また、生活の中で持続可能な範囲で継続することを目標にしましょう!
歯と歯の間に物が挟まるからフロスをする、これはもう時代遅れかもしれません。
そして、日曜日がお休みの方は、朝食後にフロスをしてみませんか?
日曜日の時間があるときこそ、一人で、家族で、ペットと一緒に、リラックスしてフロスを通してみてください。
副院長 藤原千尋