こんにちは。高砂市の村上歯科医院です。
就寝時の子どもの歯ぎしり、実は心配な親御さんは多いのではないでしょうか。
子どもの歯ぎしりは、以下の4つが原因と考えられています。
1⃣歯並び
歯並びが悪い場合に、かみ合わせが安定せず、歯ぎしりが起こります。
2⃣ストレス
ストレスを感じるときに、胃酸の分泌が増えます。寝ている間はもともと唾液が少ないですので、歯ぎしりで唾液を分泌し、
唾液が胃に送られると、胃酸が薄まり、ストレスによる胃の負担を和らげます。歯ぎしりで生体防御を行っています。
子どものストレスは、悲しいこと辛いことだけでなく、普段と違って嬉しいことがあった場合にも
変化によるストレスを感じることがあるんですよ。
3⃣味の濃い食べ物
味の濃い食べ物をたべた後も、歯ぎしりが起きやすいです。歯ぎしりをして唾液を胃に送ることで、胃の負担を軽減します。
4⃣咬む回数が少ない
子どもは発達段階で一日に咬んでほしい量が決まっていると言われています。脳が求めている咬む量があるそうです。
咬んでほしい一日量が日中で消化できていない場合に、夜間の歯ぎしりによって足りない分を補っていると考えられています。
この中に、心当たりはありますでしょうか。
大人と違って、成長過程で起こるのが歯ぎしりですので、過度に心配する必要はありません。
但し、歯ぎしりが1⃣歯並びや4⃣咬む回数が少ない場合は、矯正治療や口腔機能発達の機能訓練を行うことで、我々が力になれることがあります。
大人の歯ぎしりは、1⃣2⃣3⃣以外に、薬の副作用で起こり得ます。
歯ぎしりの治療はマウスピースを夜間装着するなどの対処療法が一般的な歯科業界ですが、原因をある程度予測し、原因に対する治療やアドバイスを行えるよう、当院では取り組んでおります。一度ご相談くださいね。
副院長 藤原千尋