おはようございます。
子どもの成長過程で、上あごと下あごの成長時期が違うことをお存じですか。
私も子どものころ、今の顔がそのまま全体に大きくなって大人の顔になる!と思っておりました。
実は、この考えは間違いです!
上あごは生まれてから成長し続け、10歳までに90%成長を終えます。
それに対して、下あごは女性10歳~12歳ころ、男性15歳~17歳ころの思春期に成長が顕著です。
つまり、大事な脳を守る頭→上あご→下あごの順に、成長が完了していく体の仕組みがあるのです。
例えば、小学校低学年で顔が面長なお子さんは、上あごの成長が不足していたり、思春期に下あごが極端に成長して顔がどんどん長くなっていく可能性が高いです。
逆に、丸顔のお子さんは、上あごの成長が順調な可能性があります。
※丸顔のお子さんでも、歯が大きい場合や舌や唇の癖、口呼吸などがあれば、その後の成長は懸念されます。
顔写真やレントゲン写真を分析すると、顔のパターンが分かり、上あごの成長不足があるのか、今後どのように顔が成長しやすいか判断することが出来ます。
当院は、歯を守る歯医者さんと言うだけでなく、骨格(上あごと下あご)の成長をみることのできる歯医者さんです。
また、遺伝よりも、生活習慣・咬み癖などの環境が、上あごと下あごの成長に影響を与えることも分かっています。
受け口は遺伝だからと諦めないでください。
一人でも多くのお子さんが健康に発育できるようサポートします(^^)/